社会的養護の職員(養育者)に向けた
ITセキュリティ、ITリテラシーの研修
情報やITを活用する力は、基本的な生活能力の一部になってきています。施設職員などの養育者もITセキュリティ、ITリテラシーを身につけ、子どもに教える役割が期待されます。
ライツオン・チルドレンは令和3年度より、社会的養護の施設職員の方々に向けて、ITセキュリティやITリテラシーの基本を学ぶ研修を提供します。

子どもは Twitter とか Instagram とかやってるみたいだけど、職員として気を付けなくちゃいけないことって?

あれ、アカウントが乗っ取られてる…? 子どもの情報は流出していないかな…?

施設の小規模分散化で、職員同士のコミュニケーションがうまくいかなくなってきた。ITツールを導入して解決したいけど、職員のセキュリティ意識に不安が…。
ITセキュリティ・ITリテラシーの「はじめの一歩」を、この研修で!
研修は2つのコースに分かれています
各コース90分ずつ。片方だけの参加も可能です。
「ユーザーの安心・安全」編
ケア職員や事務職員など、日々の業務でITを利用する場面がある人に向けた研修です。
ITは生活や業務、社会のあり方を変えていっています。職員も子どももひとりのITユーザーです。この研修では、ユーザーとして押さえておきたいスマホ・パソコンの取り扱いやネット利用時の注意点が理解できるようになります。安心・安全のための基本的な心構えや取り組みを確認し、自分や他者を守るためのリテラシーを学びます。
※内閣サイバーセキュリティセンターの「インターネットの安全・安心ハンドブック」の内容をベースにしています。
- アップデート
- ウィルス対策
- パスワード管理
- バックアップ
- SNS(ソーシャルメディア)
- ゲーム依存
- 課金・ネットショッピング
「組織の情報セキュリティ」編
管理職やIT担当者など、施設のIT利用を管理する立場の人に向けた研修です。
組織・職場でITを利用する際のセキュリティ対策の基本が理解できます。情報セキュリティは防犯や防災、衛生対策と同じように、施設の安心と安全に直結する事柄です。この研修は、職場でのIT利用状況を見直し、組織で適切に管理していくための「きっかけ」となるものです。
※内閣サイバーセキュリティセンターの「小さな中小企業とNPO向け情報セキュリティハンドブック」の内容をベースにしています。
- アップデート
- ウィルス対策
- アカウント管理・パスワード管理
- 共有設定
- バックアップ
- 心理的弱点(セキュリティホール)
- 事故の防止
開催概要(2021年1月13日更新)
対象 | 東京の児童養護施設。都外施設を含む。 *東京の自立援助ホーム、母子生活支援施設も対象ですが、実施方法を検討中です。 |
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方法 | ビデオ会議(Zoomミーティング)で実施。 2021年前半は、施設単位で実施する施設を募集します。 |
内容 | 「ユーザーの安心・安全編」と「組織のセキュリティ編」の2コース(詳細は上記のとおり)。各コース90分ずつ。片方だけの参加も可能です。 |
日程 | 施設単位での実施のため、各施設と個別に日程調整をさせて頂きます。 |
場所 | ビデオ会議ができる環境を施設側でご用意ください。 受講者が1か所に集まっている必要はありません。感染症対策との両立を図ってください。 |
実施費用 | 無料 |
申込方法 | メールでお問い合わせください。 |
※今後、内容や形式が変更となる可能性がございます。
Q&A(2021年1月13日更新)
項目を選択すると回答が表示されます。
研修参加に必要なものは何ですか?
Zoomミーティングができる端末(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)とネット回線をご用意ください。
端末数は受講者1人につき1台をご用意されることをお勧めしますが、必須ではありません。
この研修では、ビデオ会議のZoomを用います。ミーティング用のZoomクライアントアプリを端末にインストールしておいてください。
端末やOSが古いとミーティングの参加に支障が出ることがありますのでご注意ください。
Teams など、個別のツールの使い方も教えてもらえますか?
この研修では、特定のサービスやツールの操作方法を説明することはありません。
Microsoft Teams、Kintone、Zoom などのツールの活用方法については、「児童福祉施設でITを活用するための情報サイト」で解説記事を今後掲載する可能性があります。
研修に自宅から参加することは可能ですか?
ライツオン・チルドレンとしては特に参加の場所を制限はしません。
なお、研修中は参加者に発言を促す場面もありますので、ご了承ください。
里親・ファミリーホームは参加できますか?
里親・ファミリーホームの方については、研修内容や参加方法を現在検討中です。
児童も参加できますか?
職員向けの研修なので、児童の参加はご遠慮ください。
本事業は、公益財団法人東京都福祉保健財団の「子供が輝く東京・応援」事業による助成(2020年4月~2023年3月)を受けて実施しています。