Zoomテストミーティングの使い方

ビデオ会議でZoomを使ったことがある方は多いと思いますが、Zoomにテストミーティングの機能があることはご存知ですか?

Zoomの「テストミーティング」とは、ビデオ会議で自分と相手の間で、音声と映像が問題なく使えるかをチェックする機能です。
テストミーティングは一人だけで行うことができ、費用もかかりません。

ビデオ会議では音声が聞こえなかったり、画像が映らなかったりするなどのカメラやスピーカー、マイクのトラブルが発生することもしばしばありますが、事前にテストミーティングをしておくことで、無用なトラブルを回避することができます。

(※この記事はパソコン版Zoomでのテストミーティングの使い方を解説しています)

Zoomテストミーティングの操作手順

Zoomミーティングのアプリをインストールしていない場合は、先にインストールを済ませてください。(https://zoom.us/download#client_4meeting

テスト用URL(https://zoom.us/test)にアクセスし、「参加」ボタンを押します。

その後画面が切り替わるので、「LaunchMeeting」ボタンを押します。

Zoomが自動で起動します。

Zoomの「コンピューターオーディオに参加する」ボタンを押します。

まずカメラのテストをします。(カメラを内蔵していないパソコンの場合、外付けのウェブカメラなどを取り付ける必要があります。)
「自分自身が見えますか?」の画面で、自分の顔が映っていれば「はい」を選択します。

「いいえ、別のカメラを試す」を選ぶと、パソコンに接続されている他のウェブカメラに切り替わります。(1台のみ接続している場合、その時点でカメラのテストは終了となります)
「いいえ、別のカメラを試す」でカメラテスト終了後、「次のテスト」「もう一度やり直してください」の選択肢が表示されます。
「次のテスト」を選択するとスピーカーのテストに移り、「もう一度やり直してください」を選択すると再度カメラのテストが行われます。

それでもカメラが映らなければ、この記事の「トラブルシューティング」を読んでみてください。

次に、スピーカーのテストをします。(スピーカーを内蔵していないパソコンの場合、外付けのスピーカーやイヤホンを接続する必要があります。)
「音が聞こえますか?」の画面でメロディーが流れていれば「はい」を選択します。

「いいえ、別のスピーカーを試す」を選ぶと、パソコンに接続されている他のスピーカーに切り替わります(スピーカー内蔵の外部モニターやプロジェクターを接続している場合は、このタイミングで音の出力先を変更できます)。

※「システムと同じ」は、使用しているパソコンの初期設定と捉えていただければOKです。

「いいえ、別のスピーカーを試す」でスピーカーのテスト終了後、「次のテスト」「もう一度やり直してください」の選択肢が表示されます。
「次のテスト」を選択するとスピーカー(イヤホン)のテストに移り、「もう一度やり直してください」を選択すると再度スピーカーのテストが行われます。

それでもメロディーが聞こえない場合は、この記事の「トラブルシューティング」を読んでみてください。

続いて、マイクのテストをします。(マイクもスピーカーと同様に、内蔵していない場合はマイク付きイヤホンなどを接続する必要があります。ノートパソコンの場合、マイクはカメラの横に内蔵されていることが多いです。)
「話してから話をやめます。返答が聞こえますか。」の画面が出てきたらマイクに向かって話しかけ、話しかけた内容がイヤホン(若しくはスピーカー)から流れていれば「はい」を選択します。

「いいえ、別のマイクを試す」を選ぶと、パソコンに接続されている他のマイクに切り替わります。(1台のみ接続している場合、その時点でマイクのテストは終了となります)

※「システムと同じ」は、使用しているパソコンの初期設定と捉えていただければOKです。

「いいえ、別のマイクを試す」でマイクテスト終了後、「次のテスト」「もう一度やり直してください」の選択肢が表示されます。

「次のテスト」を選択すると全てのデバイスのテストが完了し、「もう一度やり直してください」を選択すると再度マイクのテストが行われます。

それでもマイクが認識されない場合は、この記事の「トラブルシューティング」を読んでみてください。

以上でテストは終了です。「テストを終了」のボタンを押してください。

※テスト画面のまま放置しているとテストミーティングが強制終了してしまうので、トラブルがあった場合はもう一度やり直してください。

Zoomミーティングから退出するときは、右下の赤い「退出」ボタンを押します。

トラブルシューティング(テストミーティングが上手くいかない例)

以下に、一例を紹介します。

カメラが使えない場合

カメラが認識されているかを確認

ウェブカメラを使う他のアプリ(例:TeamsやSkypeなど)でカメラを使っていると、Zoomでカメラを認識することができない場合があります。もしZoomでカメラが認識されない場合は、Zoomを含むウェブカメラを使用するアプリを終了後、Zoomを再起動してみてください。

ウェブカメラのドライバがインストールされているかを確認(外付カメラの場合)

外付けのウェブカメラをZoomで使う場合、事前にウェブカメラのドライバがインストールされているか、もう一度確認してください。(※接続するだけでドライバがインストールされるモデルもあります。)

スピーカー(イヤホン)から音声が聞こえない場合

イヤホン端子が半挿しになっていないかを確認

意外にも、端子が半挿しになっていることを見落としがちです。奥まで差し込まれているか、もう一度確認してみてください。

スピーカーの出力設定を見直す

左下のマイクアイコンの から「マイク/スピーカーメニュー」を表示し、音声がどのデバイスから出力されているかを確認します。
音声が聞こえるデバイスを選んだら、再度 をクリックしてメニューを閉じます。

マイクが使えない場合

イヤホン(マイク)端子が半挿しになっていないかを確認

上記のスピーカーの場合と同様です。

マイクの出力設定を見直す

スピーカーから音声が聞こえないときと同様、マイクアイコンの から「マイク/スピーカーメニュー」を表示し、マイクがどのデバイスから出力されているかを確認します。相手に音声が聞こえていれば、再度 をクリックしてメニューを閉じます。

おわりに:テストミーティングでトラブルを防ごう

事前にテストミーティングをすることで、安心して本番のミーティングに臨むことができます。
また、日頃からZoomを使い慣れている場合でも、急に他のパソコンでZoomを使うとなったとき、普段通りの環境ではないため思わぬトラブルに遭遇する可能性があります。そのため、使い慣れていても、なるべくテストミーティングをして環境設定を見直すことが大事です。

ミーティング本番でお互いにタイムロスを作らないよう、事前にテストミーティングをしておくと安心ですね。

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