子どもたちが1年かけて「仕事」を体験する。

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ジョブリハ

ジョブリハ(Job Rehearsal)は、児童養護施設・里親家庭で暮らす高校生を対象に、
特定の業種を舞台にしてレクチャー、スキルトレーニング、職場体験を継続して提供するプログラムです。
学生の間に少しずつ社会・仕事と触れ合っていくことで、よりスムーズな自立を促します。

「ジョブリハ」は2022年で休止しました。現在、参加者や協力企業の募集は行っておりません。

ジョブリハの目標

子どもたちが持つ可能性や困難を、自立する前に顕在化させる。

  • 子どもが持つ可能性と困難は、普段の生活空間を離れて実際に仕事をしてみることで、はじめて表面化することが少なくありません。
  • 児童養護施設等を退所するよりも前に困難を表面化させれば、本人にとっても施設職員にとっても、対処する時間と手立てが増えることになります。

自分の課題を見極め、それに対処し、次のステップに進む、という一連の経験を積む。

  • これまでに、児童養護施設等の子どもに対して、単発のマナー講座や職業体験が数多くなされてきました。それぞれのイベントに参加することは有意義ではありますが、1回、数時間だけのイベントから学ぶよりも、それらをつないでひと続きのプログラムにしたほうが、より充実した学びが得られるはずです。

「働く」という視点から自分をとらえなおす。

  • 児童養護施設の子どもたちの多くは、退所後の資金を自分で確保する必要があり、社会経験を積むことよりも貯蓄を優先せざるを得ない状況にあります。
  • 児童養護施設の子どもは、親や親族との関わりの中で「仕事」について見聞きする機会に恵まれないケースが多いです。

対象:児童養護施設・里親家庭で暮らす高校生

  • 事前に施設職員向けオリエンテーションを実施し、1年を通じて全てのセッションへの参加が見込める子どもを、施設側で選定していただきます。
  • 参加いただく子どもと施設には、協力企業への就業を目標としたプログラムではないことを了承いただいています。
  • 2年目以降も、高校在学中であれば継続して参加することも可能です。

スーパーバイザー:パートナー企業さまの社員の皆さま

  • 基本的に実施パートナー企業の社員の皆さまにスーパーバイザーを勤めていただき、自分たちの業種や普段の業務、仕事のやり甲斐について、子どもたちに教えていただきます。

ジョブリハ

「ホテルの仕事」

ジョブリハ「ホテルの仕事」では、
パーク ハイアット 東京の皆さまのご協力のもと、
ホテルの現場について学びます。


ホテル
スタッフ
の方

ホテルは、生活に関わる仕事がひと通り揃っていて、ひとつの街のようなものです。お客様から直接見えない部分も含めて、いろいろな部署があります。料飲スタッフ、宿泊スタッフはもちろん、エステティシャン、エンジニアまでいます。仕事の内容はさまざまで、就職という意味では間口が広いかもしれません。
ですが、スタッフはみんな「お客様の満足のため」という目的に向かって、職種の垣根を越えて力を合わせています。

ホテルの中でさまざまな職種を経験する人もいれば、ずっと同じ職種で複数のホテルを渡り歩く人もいます。
皆さんも、好奇心を大切にして、ホテルの仕事に挑戦してみてください。

実施パートナー

(敬称略)

プログラムの内容

1
ホテルについて知る
オリエンテーションや職場見学を通じて、ホテルという業種や、そこで活躍する職種について学ぶ
2
必要なスキルを身に着ける
本番を意識したトレーニング。身だしなみ、接遇(接客マナー)、英会話など
3
現場実習
可能な限り「本番」に近い条件で、学んできた知識とスキルを試す
4
2~3のステップを振り返る
実習スーパーバイザーや施設職員からのフィードバックも活用しながら、次の目標を考える

1年以上をかけて、ステップ1~4を繰り返します。
子どもたちは、ひとつの職種に集中して掘り下げることもでき、職種を変えることで業種全体への理解を深めることもできます。
(写真は過去の年度の様子を含みます。今年度の実施では内容が一部変わる場合があります。)

写真撮影:
2019年度
2019年度はパーク ハイアット 東京の皆さまにご協力をいただき、新規参加の2人の子どもが研修に取り組んでいます。
実施日内容場所ニュース記事
2019年4月オリエンテーション、ホテル見学パーク ハイアット 東京
セッション12019年6月グルーミング(身だしなみ)パーク ハイアット 東京
セッション22019年6月マナー講座、ホテル用語パーク ハイアット 東京
セッション32019年7月ハウスキーピング体験パーク ハイアット 東京
セッション42019年8月現場実習(1)パーク ハイアット 東京 記事
セッション52019年12月現場実習(2)パーク ハイアット 東京
セッション62020年2月現場実習(3)パーク ハイアット 東京
セッション72020年3月新型コロナにより中止
(敬称略)
2017年度
2017年度もグランド ハイアット 東京とアンダーズ東京の皆さまのご協力をいただき、 新規参加の3人の子どもが研修に取り組んでいます。
実施日内容協力場所ニュース記事
2017年4月児童養護施設向け説明会ロッカーズ・ルーム
2017年5月子ども向け説明会ロッカーズ・ルーム
第1セッション2017年6月オリエンテーショングランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京 記事
第2セッション2017年6月オリエンテーション/
マナー講座
アンダーズ東京アンダーズ東京
第3セッション2017年7月英会話(1)アンダーズ東京アンダーズ東京
第4セッション2017年7月グルーミング(身だしなみ)アンダーズ東京アンダーズ東京
第5セッション2017年8月現場実習(1)グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京 記事
第6セッション2017年9月英会話(2)アンダーズ東京アンダーズ東京
第7セッション2017年10月実習の振り返りロッカーズ・ルーム
第8セッション2017年11月英会話(3)アンダーズ東京アンダーズ東京
第9セッション2017年12月現場実習(2)グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京 記事
第10セッション2018年3月現場実習(3)グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京 記事
(敬称略)
2016年度
引き続きグランド ハイアット 東京とアンダーズ東京の皆さまのご協力をいただき、 2015年度に参加していたメンバーから4人、新たな参加者が3人加わり、 合計7人の子どもが参加しています。
実施日内容協力場所
第1セッション2016年4月オリエンテーショングランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京
第2セッション2016年6月オリエンテーション/
マナー講座
アンダーズ東京アンダーズ東京
第3セッション2016年7月グルーミング(身だしなみ)グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京
第4セッション2016年8月現場実習グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京
第5セッション2016年11月英会話アンダーズ東京アンダーズ東京
第6セッション2016年12月現場実習グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京
第7セッション2017年3月現場実習グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京
(敬称略)
2015年度
これまでにライツオン・チルドレンの他のプロジェクトに ご協力いただいてきた児童養護施設に参加を呼びかけ、 6人の子どもが参加しました。
内容協力場所
第1セッションオリエンテーショングランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京
懇談会ロッカーズ・ルーム
第2セッションマナー講座アンダーズ東京ロッカーズ・ルーム
第3セッショングルーミング(身だしなみ)グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京
第4セッション現場実習グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京
第5セッション実習の振り返り/
英会話レッスン
アンダーズ東京ロッカーズ・ルーム
第6セッションホテル内見学・体験/
実習の振り返り
アンダーズ東京アンダーズ東京
第7セッション現場実習その2グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京
第8セッションテーブルマナー/
実習の振り返り
アンダーズ東京アンダーズ東京
第9セッション現場実習その3/
懇談会
グランド ハイアット 東京グランド ハイアット 東京
(敬称略)
(2022年4月15日現在)

フォトギャラリー

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写真撮影:、特定非営利活動法人ライツオン・チルドレン

参加した子どもたちの様子

ジョブリハ

「プログラミングの仕事」

ジョブリハ第2弾では、
コトの共創ラボ さまのご協力のもと、
プログラミングについて学びます。


プログラマー
の先生

「プログラマーの仕事」と聞くと敷居が高いように感じられるかもしれません。ですが、プログラミングやITには地味な側面もたくさんあって、皆さんが気づかないところでも大勢のプログラマーが活躍しています。

プログラミングをするうえで本当に必要なのは、少し先の見通しを立てる判断力と、必要な作業をコツコツと積み重ねていく地道さです。天才的なヒラメキは求められていませんから、安心してください。

パソコンを触った経験があまりなくても大丈夫。高校生の皆さんに楽しめる内容にしていきますから、少しでも興味があったらぜひ参加してみてください。

(敬称略)

プログラムの内容

1
初級編 プログラミングの基礎を知ろう!
ゲームやイラスト作成に使用するソフトウェアの基本的な使い方を学びます。もちろん、プログラミングやデザインのことを全く知らなくても大丈夫!安心して参加してね!
2
中級編 実際に何か作ってみよう!
自分で実際にゲームやイラストを作ってみます。どうすればよいかは先生が詳しく教えてくれるので、楽しみながらやってみよう!
3
上級編 作品を完成させよう!
ゲームの内容やデザインを自分ですべて考えて、何か1つ作品を完成させましょう!

各ステップは、3~4ヶ月かけて実施します。(写真は過去の年度の様子を含みます。今年度の実施では内容が一部変わる場合があります。)

2020年度
2020年度は、2019年度に参加した子どものうち、2年目を希望された皆さんが参加しました。
新型コロナウィルスの影響で対面開催ができず、ほぼすべてオンラインでの開催となりましたが、約1年かけて10回のセッションを行いました。
2019年度
実施日内容協力場所ニュース記事
2019年3月児童養護施設・子ども向け説明会コトの共創ラボロッカーズ・ルーム
第1セッション2019年4月コトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第2セッション2019年5月Unity / Adobe Illustratorコトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第3セッション2019年6月Unity / Adobe Illustratorコトの共創ラボロッカーズ・ルーム
第4セッション2019年7月Unity, Visual Studio Code / Adobe Illustratorコトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第5セッション2019年8月Unity / Adobe Illustrator(カレンダーを作ってみよう)コトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第6セッション2019年9月Unity / Adobe Illustrator(カレンダーを作ってみよう)コトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第7セッション2019年10月作品制作(Unity / Adobe Illustrator)コトの共創ラボロッカーズ・ルーム
第8セッション2019年11月作品制作(Unity / Adobe Illustrator)コトの共創ラボロッカーズ・ルーム
第9セッション2019年12月作品制作(Unity / Adobe Illustrator)コトの共創ラボロッカーズ・ルーム
第10セッション2020年1月作品制作(Unity / Adobe Illustrator)コトの共創ラボロッカーズ・ルーム
第11セッション2020年2月作品制作(Unity / Adobe Illustrator)コトの共創ラボロッカーズ・ルーム
第12セッション2020年3月作品発表コトの共創ラボロッカーズ・ルーム(一部はオンライン参加) 記事
(敬称略)
2018年
コトの共創ラボさまのご協力のもと、児童養護施設の高校生たちがさまざまな課題に取り組んでいます。
実施日内容協力場所ニュース記事
2017年12月児童養護施設・子ども向け説明会コトの共創ラボロッカーズ・ルーム
第1セッション2018年1月初級編:Ozobot と Scratchコトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第2セッション2018年2月初級編:Ozobot と Scratchコトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第3セッション2018年3月初級編:グラフィックデザイン(Adobe Illustrator)コトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第4セッション2018年4月初級編:グラフィックデザイン / Scratchコトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第5セッション2018年4月中級編:グラフィックデザイン(Adobe Illustrator)/ Unityコトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第6セッション2018年6月中級編:グラフィックデザイン(Adobe Illustrator)/ Unity & VR体験コトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第7セッション2018年7月中級編:グラフィックデザイン(Adobe Illustrator)/ Unityコトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第8セッション2018年8月中級編:グラフィックデザイン(Adobe Illustrator)/ Unityコトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第9セッション2018年9月上級編:Adobe Illustrator を使ったスマホケースのデザイン / Unity を使ったゲーム作成コトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第10セッション2018年10月上級編:Adobe Illustrator を使ったスマホケースのデザイン / Unity を使ったゲーム作成コトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
第11セッション2018年11月上級編:Adobe Illustrator を使ったスマホケースのデザイン / Unity を使ったゲーム作成コトの共創ラボロッカーズ・ルーム
第12セッション(最終)2018年12月プレゼンテーション:Adobe Illustrator を使ってデザインしたスマホケース / Unity を使って作成したゲームコトの共創ラボロッカーズ・ルーム 記事
(敬称略)
(2022年4月17日現在)

フォトギャラリー

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社会的養護に関わる皆さまへのご案内

ジョブリハに参加する高校生を募集しています。

  • 対象は児童養護施設・里親家庭で暮らす高校生です。
  • 事前に施設職員向けオリエンテーションを実施し、1年を通じて全てのセッションへの参加が見込める子どもを、施設側で選定していただきます。
  • 参加いただく子どもと施設には、協力企業への就業を目標としたプログラムではないことを了承いただいています。
  • 2年以上継続して参加することも可能です(要相談)。

参加希望やご不明点については、ライツオン・チルドレン事務局までお問い合わせください。

ジョブリハにご協力いただいた企業の皆さま

(2020年3月末現在、順不同・敬称略)

皆さまへご支援のお願い

ジョブリハを今後も実施していくために、
法人・個人の皆様にライツオン・チルドレンへのご寄付をお願いしております。

ジョブリハに関するお問い合わせは、以下までお寄せください。

お問い合わせフォームを開く

ジョブリハに関するお問い合わせ:
特定非営利活動法人ライツオン・チルドレン 事務局
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町30-12 マイア渋谷桜丘201
infolightson-children.com