2022年度実績:沖縄県でパソコン寄贈&オンライン講習会を実施し、21人にノートパソコンを贈りました

NPO法人ライツオン・チルドレンは、2022年8月に、沖縄県の子どもたちに向けて、「パソコン寄贈&オンライン講習会」の特別回を4回実施し、社会的養護の高校生・出身者の方21人にノートパソコンを贈りました。
パソコン寄贈&オンライン講習会関連の2022年度実績まとめはこちら。)

プロジェクト概要と実績

「パソコン寄贈&オンライン講習会」は、社会的養護の施設や里親のもとを離れて「自立」する前後の方、特に進学や就職などでパソコンを必要としている方に向けて、ノートパソコンとITセキュリティ/リテラシーを学ぶ講習会を無償で提供するものです。
普段は、定期的に東京周辺の1都3県向けに実施しています。

参加者アンケートより(回答総数21人)

ライツオン・チルドレンでは、2022年2月から3月にかけて、沖縄県で第1回目のパソコン寄贈&オンライン講習会を実施していました。このときは2022年3月末で高校を卒業するなどして施設・里親のもとを離れる方を対象としていました。その後、各施設の皆様と相談させていただき、奨学金の申請などにもパソコンが利用できるよう、日程を夏休みなどの時期に変更することになりました。
今回も沖縄県の児童養護施設や里親家庭、自立援助ホームで暮らす高校3年生を対象に実施しました。

開催の告知や申込受付にあたって、沖縄県児童養護協議会の会長であり、石嶺児童園の施設長でもある上原様にご協力を頂き、沖縄県内のすべての児童養護施設・自立援助ホームと里親会を対象に、参加者を募集することができました。

参加者にプレゼントするノートパソコン(再生品)とUSBマウスなどの付属品は、事前に東京から沖縄にお届けしました。

講習会当日は、沖縄の各施設・里親宅と、東京のライツオン・チルドレンをビデオ会議でつなぎ、3時間の講習会を行いました。

講習会の内容は、1都3県向けに実施している「パソコン寄贈&オンライン講習会」の通常開催とは異なるものを用意しました。
ネット回線の契約に関するレクチャーやITセキュリティ/リテラシーなどの講義をしたほか、Zoomの操作方法の確認や、Microsoft PowerPoint を使ったスライド作成とプレゼンテーションを行いました。

参加者がプレゼンテーションをする時は、支援企業のキャピタル・グループ様の東京のオフィスと講習会をビデオ会議でつなぎ、社員の皆様にプレゼンテーションの聴き手として参加して頂きました。社員の皆様には、質疑応答を通して、参加者それぞれの夢を応援して頂きました。
プレゼンテーションの内容は、ゲームに関すること、資格に関することなど様々で、参加者ひとりひとりの夢や趣味などを知ることができました。また、発表の仕方にも個性が現れていて、リモートではありましたが、大変盛り上がりました。

参加者アンケートでは、「パソコンについていろいろ知ることができたのでとてもよかった」「自分の好きなゲームについてスタッフの人と語れて楽しかった」といった声が寄せられました。
また、後日頂いたお手紙では「パソコンの使い方がだんだんわかっていったので楽しかったです。専門学校での課題やレポートなどに使用したいです」とか、「大学に入学したら、勉強、部活、アルバイトを両立して頑張っていきます。頂いたパソコンは大学の授業などで活用させて頂きます」などのメッセージを頂きました。

参加者アンケートより(回答総数21人)

ご支援

この沖縄県での「パソコン寄贈&オンライン講習会」は、キャピタル・グループ様の寄付金を充てさせて頂きました。
また、講習会当日は、キャピタル・グループ様の東京のオフィスと講習会(沖縄)をビデオ会議でつなぎ、キャピタル・グループの社員の方々にも、ボランティアとして、参加者のプレゼンテーションの聴き手になって頂きました。
ご支援に感謝申し上げます。

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