<インタビュー> おひさま(高知県の社会的養護自立支援事業)

NPO法人ライツオン・チルドレンにとって、プログラムを子どもに届けるためには、施設の職員さんや里親さん、関係機関の方々との連携が欠かせません。

ライツオン・チルドレンは東京で設立され、最初の5年程度は東京を中心に関東で活動していました。その後、支援企業様など様々なご縁によって、高知や沖縄など他の地域でも関係機関の方々とつながることができ、活動の機会を頂くようになりました。
今回は、その中の1つで、高知県で主に里子さんの自立支援を行っている「おひさま」様にお話を伺いました。

話し手:自立支援事業「おひさま」 永原様(高知聖園ベビーホーム )(以下、敬称略)
2024年3月収録・2024年6月掲載

写真は2022年8月のパソコン寄贈&講習会の様子

Q. 「おひさま」の皆様の活動内容を教えてください。

永原:(同じ法人内にある)里親支援機関「結いの実」と連携し、里子さんの自立支援のサポートをしています。高校2年生くらいから子ども達とつながり、今悩んでること、将来のこと、お金のことなどの相談に乗り、子ども自身の声を聴きながら関係を深めています。

Q. おひさまの皆様とは、2020年から「パソコン寄贈&講習会」を一緒に開催させて頂いておりました。この4年間で、里親さんや里子さんに変化はありましたか?

永原:2020年当初は、里親さんから「パソコンを使ってネットで買い物をたくさんしてしまったらどうしよう」とか、「パソコンはスマホのように制限をかけられないが、大丈夫だろうか?」といった不安の声があがっていました。しかしながら、回数を重ねていくうちに「今年もパソコン寄付と講習会をやってくれるのね」と受け入れて頂けるようになってきました。それはパソコンをもらって帰って来る、ということだけではなくて、他にも学びを得て帰ってくるということを理解して下さったからだと思います。今では里親さんも、このプログラムを理解して下さっています。

写真は2023年8月のパソコン寄贈&講習会の様子

Q. おひさまのスタッフの皆様も積極的に講習会に参加頂いていますよね。

永原:私たちもとても勉強になっています。パソコン関係のことはどんどんアップデートしていく必要がありますし、これからの社会で生きる子どもたちのために必要なことを教えて頂いていると思っています。

Q. おひさまの皆様にとっては、このプログラムはどのような意義がありますか?

永原:このプログラムに参加することで子どもの世界も、進路の幅も広がると思っています。里親さんから「講習会に参加するのは難しいのではないか」と言われていた里子さんが、最後までしっかりプログラムに参加できていたり、子ども自身から「もっと勉強しないと」という声が上がったり。これは子ども達にとって本当に大事な時間になっているんだな、と思い、ライツオン・チルドレンの皆さんに感謝しかないです。

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