2023年度実績:高知県の社会的養護自立支援事業所と連携し、16人にパソコンと講習会を贈りました
- 2024年6月08日
- カテゴリー:パソコン寄贈&オンライン講習会
NPO法人ライツオン・チルドレンの「パソコン寄贈&オンライン講習会」は、社会的養護のもとで暮らしていてパソコンを必要としている若者に、1人1台のパソコンと講習会を無料でプレゼントするプロジェクトです。パソコンや学びの機会を提供することで、高校生・若者の進学や就職を後押ししてきました。
高知県では、現地の社会的養護自立支援拠点事業所「にじいろステーション」そして社会的養護自立支援事業所「おひさま」の皆様と協働し、2020年(対面)、2021年(オンライン)、2022年(対面)と開催を続けてきました。
2023年も8月に高知県を訪れ、高知県立ふくし交流プラザで「パソコン寄贈&講習会」を2回実施しました。8月に参加できなかった方に向けて、10月にはオンラインで追加開催もしました。
社会的養護(児童養護施設、里親家庭など)のもとで暮らす高校生や出身者の方、合わせて16人にご参加頂き、1人1台のノートパソコン(再生品)を贈りました。
講習会の内容は、Windowsの仕様変更や、クラウドの浸透などの変化を踏まえて、毎年見直しを進めています。今回の高知開催では、Microsoftアカウントの取得・管理を題材に、セキュリティやリテラシーを学ぶプログラムを新しく用意しました。
私たちが想定していた以上に参加者の皆さんの理解が早く、技術的トラブルもすべてその場で解決することができました。終始アットホームな雰囲気の中、無事にパソコンをプレゼントすることができました。
また、例年通り、オフィスソフトに関する実技課題にも取り組んで頂きました。
参加者アンケートでは、「わからないことを聞きやすかった」「課題が楽しかったです」といった感想を頂きました。
参加した皆様が進路を実現するなかで、プレゼントしたパソコンや講習会で学んだことが役に立てば幸いです。
御礼
このプロジェクトの実施のために、高知県の社会的養護自立支援拠点事業所「にじいろステーション」、社会的養護自立支援事業所「おひさま」の皆様にご尽力頂きました。
社会的養護のもとを離れて就職・進学した後の生活の中で、不安やつまづきもあると思います。ライツオン・チルドレンは遠く離れた東京から応援することしかできませんが、地元にいる自立支援事業所の方が「いざというとき」の頼れる先になってくれます。そのつながりの場の1つとして、このパソコン寄贈&講習会がお役に立てているようであれば、とても嬉しく思います。(にじいろステーション様のインタビュー記事、おひさま様のインタビュー記事もご覧ください。)
また、2023年度の高知県での開催に、日本HP様からの寄付金を充てさせて頂きました。ご支援に感謝申し上げます。
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