子どものネット利用と逆境的背景に関する論文が学会誌に掲載されます(ワタシとスマホ プロジェクト)

NPO法人ライツオン・チルドレンの「資源を考える事業」の一環として作成された論文が、日本子ども虐待防止学会の機関誌「子どもの虐待とネグレクト」に掲載されます。

論文のポイント

この論文は、子どものネット利用と逆境的背景に注目し、理論と児童養護施設の現場の知見を整合的にまとめることを試み、とらえ方のモデルを提案するものです。

ネット上の対人関係のトラブルや長時間の利用を、単なる「問題」ととらえるのではなく、子どもの動機に寄り添い、その背景を理解しようとしています。

さらに、支援者が持つべき方針として、一律の情報リテラシー教育や制限・ルールだけでなく、大人(養育者など)との関係性を重視した個別対応を通じて、子どもの心理を安定させることが重要であると提案しています。

社会とのかかわり

この論文は、大人が子どもの行動の「理由」を理解し、頭ごなしに否定するのではなく、共に安全な利用方法を見つけていくための新しい指針を模索するものです。
社会的養護など様々な子ども支援の現場で、研究や実践に示唆を与える可能性があります。

また、この論文も踏まえて、ライツオン・チルドレンは今後も、デジタル社会における子どもの権利と機会を守るために活動してまいります。

財源について

この論文は、NPO法人ライツオン・チルドレンの「資源を考える事業」の「ワタシとスマホ」プロジェクトの一環として作成されました。
こうした専門的な知見の蓄積と発信は、皆様からのご寄付によって支えられています。

発表者情報

特定非営利活動法人ライツオン・チルドレン
 石井 宏茂

論文情報

掲載誌:子どもの虐待とネグレクト(28巻1号)
題名:アタッチメントの観点から子どもの問題あるネット利用行動を理解する試み
著者名:石井 宏茂

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