パソコン・ゲット・チャレンジ 2025年度:1都3県を中心とする高校生など26人にパソコンを贈り、「変化」を後押ししました
- 2026年6月24日
- カテゴリー:パソコン・ゲット・チャレンジ, 資源を"届ける"事業
NPO法人ライツオン・チルドレンは、2025年度に、東京周辺の1都3県を中心とした社会的養護のもとにいる若者たちを対象に「パソコン・ゲット・チャレンジ」を実施しました。
今回のプログラムを通じて、自らの想いを言葉にして伝えた26名の参加者が、目標としていたノートパソコンを手にしました。
「パソコン・ゲット・チャレンジ」とは?
「パソコン・ゲット・チャレンジ」は、参加者が「パソコンが必要な理由」をライツオン・チルドレンのスタッフに向けて口頭発表し、3分以上発表するなど条件を満たすことで、再生ノートパソコンを受け取れる、というプログラムです。
(パソコン・ゲット・チャレンジについて詳しくはプロジェクトページをご覧ください。)
2025年度の実施では、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県の1都3県に向けた開催を「標準方式」とし、1都3県の社会的養護のもとにいる高校生や経験者を主な対象としつつ、高知県・沖縄県から参加を希望した一部の方も受け入れました。のべ28名が参加しました。
3分間の挑戦
このプログラムの最大の特徴は、単に物品を寄贈するのではなく、参加者が「なぜ自分にパソコンが必要なのか」を、ライツオン・チルドレンのスタッフに向けて3分間発表するというプロセスにあります。
自分のニーズを整理し、他者に伝え、共感を得て「自力でゲットする」という体験を通じて、子どもたちの主体性を育むことを大切にしています。
この発表は、ビデオ会議(Zoom)で行われます。
(写真はイメージです)
参加者は少し緊張した様子でビデオ会議に入ってきます。
発表が始まると、
「進学後のレポート作成やオンライン授業に活用したい」
「就職活動や、就職後の業務で必要なITスキルを身につけたい」
「デザインや動画編集など、自分の可能性を広げるクリエイティブな活動に挑戦したい」
など、一人ひとりが自分の未来に向けた想いを一生懸命に語ってくれました。
「パソコンが必要な理由」のほとんどが、学業や資格取得と関係していました。
3分間の発表の後、スタッフが質疑応答をして、子どもの思いや考えをさらに聞き、応援の言葉をかけました。
2025年度の参加者の4割近くが、すでに施設や里親家庭などを離れていました(社会的養護経験者)。中には「進学先の履修や課題をずっとスマホでやりくりしていた(ので、パソコンがほしい)」という参加者もいました。
すべてを終えた参加者には、スタッフから「寄贈確定」が伝えられ、スタッフ全員でお祝いしました。
参加者は嬉しそうな表情でビデオ会議を後にし、その後、再生品のノートパソコンを受け取ってセットアップしました。
参加者と施設職員・里親の声
実施後のアンケートでは、参加者たちはもちろん、そばで見守ってきた施設職員や里親の方々からも、このプログラムがもたらした「心の変化」について多くの声をいただきました。
参加者の声(アンケートより抜粋)
「自分の趣味など幅広く質問をして頂いて、より自分のパソコンが必要だという気持ちを伝えられたと思います。私の答えに対してたくさんのコメントを頂いて、自分の将来を身近に、明るくとらえることができました。」
施設職員・里親の方の声(アンケートより抜粋)
「応募、事前練習、発表、質問という流れの中で、学ぶものが多かったと思います。特に、パソコンを自力で獲得し、セットアップし、自由に使うという今回の体験は、当該児童にとって大きな自信につながったように思います。」(児童養護施設 職員)
「緊張されていた中、ご本人が一生懸命に自分の言葉で伝えようとする姿を見て、その成長ぶりや仕事へのひたむきさを間近で感じておりました。また、質疑応答で色々ご質問いただき、ご本人のご家族への優しさも改めて感じました。」(里親支援機関 職員)
「パソコンをいただくために、児童が自分について考える機会をいただき、それを人に伝える場面に立ち会うことができ、職員としてもとても貴重な時間を過ごすことができました。」「自分のことを語りそれを大切に聞いていただき、エンパワメントしていただけるプログラムであったと感じました。参加した児童も、パソコンをいただくことができたことはもちろんですが、この発表の時間全てに喜びを感じていることがわかりました。」(母子生活支援施設 職員)
私たちが届けたもの
ライツオン・チルドレンはこのプログラムを通じて、参加者の高校生にノートパソコンを贈るとともに、自分の想いや将来の希望を整理して、第三者に言葉で伝えて共感してもらうという、主体性を促す経験の機会も届けました。
今回手にしたパソコンが、皆様のこれからの学びや生活を支え、可能性を広げる一助となることを願っています。
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