子どもが生活する施設は、事業者・事業所としての側面と、子どもの居住スペースとしての側面を併せ持っています。そのため、ITセキュリティについても、事業者としての対策だけでなく、一般家庭で行うような対策までもが求められることになります。
情報セキュリティの基礎8項目
下記の2つのハンドブックはよくできていますが、一気に読むには長いので、基本的な要点だけここでお伝えします。
次の8項目は、「小さな中小企業とNPO向け情報セキュリティハンドブック」の第1章からの抜粋です。一般国民向けの 「情報セキュリティ対策 9 か条」と、企業向けの「情報セキュリティ5 か条」を組み合わせて8項目にまとめたものです。
- OS やソフトウェアは常に最新にしよう!
- ウイルス対策ソフトを導入しよう!
- パスワードを強化しよう!
- 共有設定を見直そう!
- 脅威や攻撃の手口を知ろう!
- 常にバックアップを取ろう!
- 人間にもセキュリティホールがあることを知ろう!
- 困ったら各種相談窓口にすぐ相談しよう!
NISC「小さな中小企業とNPO向け情報セキュリティハンドブック」

https://www.nisc.go.jp/security-site/blue_handbook/index.html
専任のIT担当者を配置できないような中小事業者向けに、セキュリティを詳しく解説しています。図を拾い読みするだけでも参考になります。無料です。
NISC「インターネットの安全・安心ハンドブック」

https://www.nisc.go.jp/security-site/handbook/index.html
一般向け(個人・家庭向け)に、セキュリティを詳しく解説しています。図を拾い読みするだけでも参考になります。無料です。
「保護者のためのインターネットセーフティガイド」シリーズ
https://www.child-safenet.jp/material/有識者などで作る「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」が、子どものインターネット利用に関する保護者向けのガイドを公開しています。「オンラインコミュニケーション能力のモデル」も参考になりそうです。
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タグ: セキュリティ教材