スマホにキーボードやモニターをつないで、パソコンのように使う

「スマホしか持っていないけれど、学校が突然オンライン授業に移行した…パソコンを買わなきゃダメかな?」という人向けの記事です。

スマホは持ち運びに便利で、通信回線もセットになっています。その一方で、スマホは画面が小さい、ボタン数が少ない(物理的なキーボードが無い)といったデメリットもあります。

この記事では、スマホやタブレットにキーボードやモニターを接続して、あたかもパソコンのように使う方法を紹介します。

パソコンを1台買うより安上がりになるはずですが、スマホがパソコンと同じになるわけではありません。アダプタなど複数の製品を組み合わせることになるので、新品パソコンを買うよりはトラブルが多くなると考えた方がよいです。自分で情報を集めて、接続方式などにある程度詳しくなることが求められます。最終的にはご自身の責任で判断してください。


スマホにキーボードを接続する

スマホには、キーボードを接続することができます。

ケーブルで接続するタイプ(USB Type-B、USB Type-C など)や、無線で接続するタイプ(Bluetooth 接続や 2.4 GHz 無線接続)があります。

折りたたんで持ち運べる製品もあります。

例えば、Fav-Log(IT media)のこちらの記事は、Android で使えるキーボードを写真つきで紹介しています:https://www.itmedia.co.jp/fav/articles/2001/06/news103.html

一般に売られているものなので、家電量販店やネット通販などで購入できます。

購入する際はキーボードの仕様をよく確認するようにしてください。キー配列には日本語(JIS配列)と、他の言語(英語US配列など)があります。Android にしか対応していない製品などもあるので、キーボードとスマホの対応関係も確認してください。

なお、キーボードだけでなく、マウスもスマホに接続することが可能です。


スマホにモニターを接続する

スマホにモニターを接続して画面を大きく表示すれば、オンライン学習の板書や教材が見やすくなるかもしれません。スマホから外部モニターへ画面を映すことを「ミラーリング」といいます。

キーボードと同様に、モニターもケーブルか無線でスマホに接続します。モニターは基本的にテレビでも大丈夫です。

ただし、スマホ用キーボードと違って、接続方法の種類がかなりたくさんあります。ケーブルを使う場合、モニター(テレビ)側が対応している接続端子の種類と、スマホが対応している接続端子の種類に応じて、適切なケーブルを選ぶ必要があります。場合によっては、ケーブルと変換アダプタを組み合わせないといけないこともあります。

少し古い記事ですが、このサンワサプライのページが、接続方式を選ぶ際の参考になるかもしれません:https://direct.sanwa.co.jp/contents/sp/backno/onayami_150408.html

こちらはスマホとテレビを接続した例です。サンワサプライのページより:https://direct.sanwa.co.jp/contents/sp/staffreview/review_181225.html

なお、動画などのコンテンツに「HDCP」といった著作権保護がかかっていることがあります。そのため、スマホの機種やアプリ、動画によっては、あるいは接続に使うアダプタ等の機材によっては、外部モニターに映し出すことができない場合があります。学校の動画教材によってはこうした著作権保護がかかっていることがあるかもしれないので、学校側に個別に問い合わせてください。HDCPで保護された動画を外部モニターに映したいのであれば、モニターやアダプタなどの機材がHDCPに対応している必要があります。

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